前回の記事では、自家製レーズン酵母液の作り方をご紹介しました。
今日は、レーズン酵母液から元種を育てる方法のまとめです。
前回記事はこちら↓
自家製酵母(ここではレーズン酵母)パンの完成までには、以下の作業が必要です。
1. レーズンから酵母液を起こす
2. 酵母液から元種を育てる
3. 元種を使ってパン生地を作る
今日は2番目の工程、元種作りです。
元種作りは、「材料を混ぜて発酵させ、冷蔵庫で寝かせる」という作業を、3回繰り返すことで完成します。
【用意する道具】
・ガラス瓶かタッパー(400~500mlくらいで、ある程度深さのあるもの)
・スプーン
・キッチンスケール
【材料】(作りやすい分量)
(1回目)
・レーズン酵母液 30g
・強力粉 30g
(2回目)
・レーズン酵母液 30g
・強力粉 30g
(3回目)
・レーズン酵母液 30g
・強力粉 30g
自家製レーズン酵母液は、完成したあと一晩以上冷蔵庫に寝かせたものを使います。
レーズン酵母液の底に溜まった白っぽいオリ(沈殿物)は、パンの発酵に欠かせないものです。毎回使う前に瓶を振るか、スプーンで底の方までかき混ぜてから使います。
ガラス瓶またはタッパーはきれいに洗っておきます。耐熱なら熱湯消毒しても◎。
その後、必ず冷まします(スプーンも煮沸消毒して冷まします)。
①(1回目)レーズン酵母液を30g、タッパーに入れます。
②強力粉30gを加え、混ぜ合わせます。
③輪ゴムやマスキングテープで目印をして、室温に3~6時間くらい置いておきます
(発酵時間は季節によって異なります)。
④ふんわりして、かさが増えて2倍程度になったら1回目の発酵完了。
これを冷蔵庫で一晩休ませます。
底を見ると気泡ができています。
⑤(2回目)翌日。①~④と同じ作業を繰り返します。元種が入ったタッパーに2回目の材料を足し、混ぜます。
⑥再び室温で発酵させ、2倍になったら冷蔵庫で一晩休ませます。
⑦(3回目)同様に、材料を合わせる→2倍量になるまで室温→冷蔵庫で休ませる
の作業を繰り返します。
⑧元種の完成。
種がふわふわと揺れるような、ゆるいムース状の質感になります。
底や側面を見て、しっかり気泡ができているのが確認できればOKです。
パン作りの前に、冷蔵庫で一晩以上休ませます。
※夏場の元種管理について
真夏で室温が30度を超える時期、元種はあっという間にもこもこ膨らみます。
うっかり忘れて何時間も経ってしまうと、発酵しすぎて容器からあふれ出すこともあるので注意です。
夏場は、まだちょっと早いかなというところで冷蔵庫に入れることをおすすめします(元種は冷蔵庫内でもゆっくりと発酵し続けます)。
ランキング参加中です。