最近、自家製酵母パン作りがマイブームです。
育てた酵母でパンを焼くのも楽しいけれど、酵母を起こす過程そのものも面白いです。
というわけで今日は、レーズン酵母液の作り方のご紹介です。
【用意する道具】
・耐熱ガラス瓶(500ml以上のもの)
・箸またはスプーン
・キッチンスケール
・茶こし
【材料】
・レーズン(オイルコートされていないもの) 90g
・水(ミネラルウォーター) 270g
・きび砂糖 大さじ1
※私が普段、作りやすいと思う量で作っています。たくさん作りたい時は、この割合を目安に材料の量を増やしてください(その場合はもっと大きな瓶が必要)。
【作り方】
①ガラス瓶と蓋を煮沸消毒し、冷まします。箸またはスプーンも、熱湯消毒しておきます。
②瓶にレーズン、水、きび砂糖を入れます。
③箸かスプーンで、瓶の底からかき混ぜます。
④蓋をして常温の室内に置きます。今回は8月に作ったので、室温26~33度くらいでした。
⑤1日目。レーズンはすべて沈んだ状態です。水は多少茶色くなっていますが、まだ透明度があります。
酵母液の完成まで毎日1~2回、「瓶を振る」&「蓋を開けて空気を入れる」作業を忘れずにします。
⑥2日目。水の色が濃い茶色になってきました。
レーズンが水分を吸って、昨日よりふっくらしています。
⑦3日目。レーズンがどんどん浮いてきて、勢いよく気泡が発生し始めます。
瓶を振り、蓋を開けるとブシュッ!と大きな音がします。
⑧4日目。まだ白っぽい気泡が発生している状態です。
⑨5日目。小さな気泡は出ていますが、勢いが弱まり、瓶を開けたときもそれほど大きな音はしません。
⑩底の方にオリ(沈殿物)が溜まり、白っぽくもやがかかったように濁っているのがわかります。蓋を開けるとワインのようなフルーティーな香りが漂います。
⑪これで酵母液の完成です。パン作りには、冷蔵庫で一晩以上休ませてから使います。
⑫レーズンは、熱湯消毒して冷ました茶こし(またはざるなど)でこして、酵母液と分けます。取り除いたレーズンは、パンやお菓子に入れて焼いてもOKです。
⑬完成した酵母液は冷蔵庫で保存します。私はだいたい1~2か月ほどで使い切っています。毎日でなくてよいので、たまに瓶をふって、蓋をあけて空気を入れてあげてください。
※上記のレシピでは、水の量はレーズンの重量に対して3倍で作っていますが、3~4倍くらいの間なら酵母菌は問題なく育ってくれるので、あまり計量を気にしなくても大丈夫です。一度に多く作っておきたい場合は、4倍量の水で作ってみてください。
今回は夏場だったので、5日で完成しました。ほかの季節だと1週間以上かかることもあるので、気長に待ちましょう。
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